2017.11.15

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第1回未来なりわいオーディション・レポート!【2017年11月4日 】

第1回未来なりわいオーディション・レポート!【2017年11月4日 】

第1回未来なりわいオーディション・レポート!

あなたの「やってみたい!」を、みんなでよってたかってサポートする。第1回未来なりわいオーディションが開催されました!

今回の審査員は、4名。

・「CSR経営の手本例」と言われ、環境省の賞にも輝き、アウトロー採用など新しい働き方に積極的に取り組むグッドホールディングスグループ代表の赤澤健一さん

・MQ会計など全員経営を実践し、神戸を拠点に、東京、そして社員の通勤を考えて京都に支店をオープンした株式会社ネクストページ代表の藤中元博さん。

・日本で唯一、制限なしの「コーヒーおかわり自由」を続ける喫茶店グループ「英國屋」神戸地域代表で、兵庫県喫茶飲食生活衛生同業組合理事長もつとめる、小川嘉之さん。

・そして、プライベートという立場で、神戸市経済観光局経済部の部長として地域のエンジンである経済から活性化に取り組む、志水達也さん。

参加者は8名。 関西学院大学&神戸市外国語大学の学生さんたちによる、不登校支援プロジェクト。

流通科学大学の学生さんによる、大学の垣根を超えたいという思い。

システム会社を経営する男性は織物の可能性を訴え、自らも臨月の助産師さんは産前産後の講座案を出し、アート教室の先生が工事現場の仮囲いにキッズアートしようと提案すれば、紅茶の先生が「おいしくなさ」への新しいアプローチを話し、自身も週に1回は行っていたという女性が領事館訪問ツアーで外国体験をすすめ、数学者が同期予想の解決について壁一面に数式を展開する……という、バラエティと熱にあふれた2時間でした。

『思い』×『困っている』の掛け算

経験豊富な経営者さんたちから、しっかりと厳しい意見もありつつ、「そういう事例ならこれがあるから役に立つ」「会社ならこういう視点だとニーズがあるのでは」というフィードバックが、次々にでます。 参加者さんが、真剣な顔で聞き入っています。

「それぞれの固有の体験のなかから、思いが伝わる。それに加えて、社会が困っている、という認識がしっかりあれば、ビジネスとして成立しやすいのではないか。『思い』×『困っている』の掛け算を考えてみるといいと思いますよ」

と、赤澤さん。

「社内でも新しいプロジェクトを、と言うけれど、実際にはだいぶ凝り固まっているのだなというのに気づきました。今日は新鮮でおもしろかったです。それをどうビジネスにするか、たとえばビジネスマップを作ってみるのも良いかもですね」

と、藤中さん。

 

「僕ももやもやしているところを、しっかり問題提起されている方もおいでで、勉強になりました。こうやって問題を解決するうえで、ちょっと誰かに相談したいときにパッと行ける場所を、喫茶店をなりわいとする者としても実現したいなと思いました」

と、小川さん。

「どうしても、役所というと、平等に公平にというのがあるので、堅苦しいと思われるかもしれません。でもこうして社会課題を感じて頑張っていらっしゃる市民のみなさまと一緒に取り組んでいくということを拡げていきたいです」

と、志水さん。

今回の最優秀賞

審査は、オーディエンスも含めて全員で行いました。 みんなでおむすび(本日18合完食!)を食べながら結果を待つことしばし。 今回の最優秀賞は、「幸せな紅茶の淹れ方」プロジェクトに決定しました! 発表者さんには、「トライアル&エラー」資金として3万円が手渡されます。 この資金で、これまでできなかったチャレンジをしていただき、このあと3か月にわたってレポートをお伝えいただきます。 みなさん、楽しみにしていてくださいねー!!

野崎 安澄

NOZAKI AZUMI

愛知県在住の2男児の母。NPO法人セブンジェネレーションズ共同代表/愛知アーバンパーマカルチャー発起人。東日本大震災・福島第一原発の事故をきっかけに、子供達に7世代先まで環境的に持続可能な美しい地球と公正な社会を残すための活動をスタート。持続可能な環境・社会を作るためのワークショップやオンラインコースの立ち上げ・様々なコミュニティ運営を行っている。2020年は愛知で仲間達と本格的な米作り&畑もスタート。自分の人生を120%楽しみながらDEMOくらし編集部で編集/ライティングをしています。

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