なりわいカンパニー株式会社について

「これのチラシ作りたいんだけど」と言われたら。
私たちは目を輝かせて、「それは誰をいちばん幸せにする事業ですか、3年後・10年後にはどういう人たちとビジネスしていたいですか、本当はやりたいけどいま諦めていることはないですか」と、根掘り葉掘りインタビューをしてしまうでしょう。

ひょっとすると、「なるほどその対象でその効果を求めるなら、チラシを作るより、シリーズの四コマ漫画を作ってポスターとSNSで展開しませんか？」や「そもそも事業の対象を、こう考えてみるのはどう思いますか？」と、いろんな意味で想定外の提案をするかもしれません。私たちは、パートナー・クライアントにヒアリングではなくインタビューし、想定顧客に取材を重ね、方向性をパートナーと確認し、未来の顧客や取引先を切り拓く広報物にしたいのでもう少し話を聞かせてほしいと言ったりします。せっかくだから、長く使える、その存在がパートナーの挑戦を後押しする、いいものを生み出したいから。「このイメージでチャチャッとデザインしてほしい」という企業様は、私たちが実際に広報物の制作を始めるまでのプロセスの面倒さが、おそらく我慢できないと思います。

でも何か新しい、そしてより本質的な、未来を切り拓くことに一緒に取り組む広報パートナーを探されている企業様には、この面倒さの裏にある真剣さと熱量と、何が出てくるかわからないドキドキを、楽しんでいただけると思います。

「若者に効果的に伝えるには？」と聞かれたら、私たちは「昨年の調査で若者の23.4％が1日20分Spotifyを聞いているので…」とデータを探し出して一般的な提案をするのではなく、「それはどんな若者に？　それならこんな若者はどうします？」と一緒にウンウン考え抜いたうえで、想定した若者が本当にいるのかを探し出して直接話を聞くため、街に飛び出していきます。

私たちには広報の経験値とロジックがあり、参考にできるデータもあります。でも、それらは「過去」のものであり「他の事例」です。それらを都合良く切り出して、ビルの一室の中で回答を出すだけでは、パートナー・クライアントの未来をつくる大切な事業や商品を、いまを生きる生身の人々へ伝え、その心を動かすような広報はできないと考えています。

私たちが持っている答えは過去のもの。そして私たちはすべてを知らない。当然ですがそんな畏れを常にもって、私たちはパートナーと共に必死で考え、街へ出て専門家に聞いたり雑踏にたたずんでいまの雰囲気をしっかり感じながら、いま、届けたい相手と素敵な関係性をつくるための最適の仮説を探し続けます。その先に、数年後に振り返った時の「答え」が生まれる確信を得られるまで。

私たちは、常に私たちだけでパートナーを満足させられるとは思っていません。だからパートナー・クライアントだけのチームを組成した後、話し合いを重ねながら、必要と思ったら専門家から想定顧客、あるいは将来顧客まで、必要なだけメンバーを増やしていきます。

なりわいカンパニーは、様々な専門性をもつ個人事業主が、通年でいくつもチームを作りながら仕事をしている組織です。「なりわいカンパニーと仕事をする」ことは、30名ほどのレギュラーメンバーに加え、30名ほどのサポートメンバー、そして15名ほどのスペシャリストが、パートナー・クライアントの仲間になるということです。そのメンバーでも足りないと思ったら、まだ接点がなかった方にもどんどん声をかけ、事業やカルチャーを共有し、ベストパートナーとなるチームを作り続けます。

多様なひとたちが出会い、相互に刺激を受け、新たな結合が生まれ、共によろこびを創り、そのパワーがさらに多くのひととの出会いを生む。それが私たちが手掛ける広報の手法であり、広報物の特徴です。いったいどこまで行けるのか、共に挑戦したいパートナーをお待ちしています。だって、アフリカの古い諺にあるように、「速く行きたいならひとりで行け、遠くへ行きたいならみんなで行け」（If you want to go fast, go alone; if you want to go far, go together.）ですから。

共創実現のためのメディア制作、広報支援

統合レポート／コーポレートサイト／会社案内／社内広報紙／
プロジェクトサイト／ウェブメディア／ポスター・チラシ・パンフレット等

エイチ・ツー・オー リテイリング（株）様（一財）H2Oサンタ様／エム・シーシー食品（株）／ケンミン食品（株）／神戸市／宝塚市／（株）神戸新聞社／（有）玉木新雌／（株）JR西日本あいウィル／白鶴酒造（株）／（株）阪急阪神百貨店 神戸阪急／（公財）福田記念財団／六甲バター（株）／早稲田大学 　他

119名

湯川カナが、Yahoo! JAPAN創設メンバー、フリーライターをしていたスペインでの育児等の経験から、「生きる知恵と力を高める」社会教育の場「リベルタ学舎」を開始（後に一般社団法人に）

主に育児で離職した女性向けビジネス講座スタート

講座卒業生による事業運営開始。運営メンバーは21人

主婦による地方議員への政策提言イベント「一億総満足社会 政策オーディション」実施。マニフェスト大賞審査員特別賞を受賞

白鶴酒造(株)の食育イベント「白鶴御影校」で企画運営事業開始。年間約50名の雇用を創出

提案型生活者によるウェブメディア「DEMOくらし」オープン、広報編集事業による仕事づくり開始

地域のフリーランス・学生・企業・行政による協働事業創出プロジェクト「未来なりわいカンパニー」開始

湯川カナが、初代兵庫県広報官に就任。広報を通じた県民との協働・組織改革を担う

神戸市学生交流拠点運営（～2020年3月事業終了）

「未来なりわいカンパニー」事業を分社化、「なりわいカンパニー株式会社」設立

神戸市：CO+CREATION KOBE Project　令和２年度事業採択

山本しのぶが副代表に就任

山本しのぶが代表に就任