協賛決定! 神戸のパン『ケルン』【カーニバル進化中! part1】
株式会社ケルン/オーナーシェフ 壷井豪さん
「わかりました。内容、すごく共感できます」
“こどもと音楽”のイベントに、“神戸ならではの食”をあわせるとしたら、そのひとつは“パン”以外にない。そう考えた私たちスタッフがお願いしたところ、ケルンの代表をつとめる壷井豪さんは、しばらくじっと考えられたあとに力強く頷いてくださいました。
「わあ、ぎっしり詰まってますね!」「はい、愛が!」
“ケルン”というパン屋さん、知ってますか? …なんて、神戸の方に訊くと、頭をはたかれそうです。昭和21年創業、壷井豪さんが三代目。
市内に10店舗。「チョコッぺ!」「バタッぺ!」「御影メロンパン!」 誰もが自分に語らせろと言う三代続く伝統の味から、ガレット・デ・ロワ(予約販売)、シュトーレンまで。
フルーツやナッツがふんだんに使われて幸福そのもののシュトーレンを食べて、壷井シェフに「わあ、ぎっしり詰まってますね!」と伝えると、「はい、愛が!」と笑顔で答えられました。
こどもたちは大人を見て育つのだから
壷井さんがつくられているのは、もちろんパンですが、見ているのはもっと先です。神戸に住んでいる人、ちいさなこどもからシニアまで含めたその家族が、どう幸せに生きていくかということ。
だから、こどもむけの食育から、“パンじぃ”として知られるシニア向けのパン教室、他の様々なイベントにも、理念が合えば、積極的にかかわってこられています。
ひとつ、印象的な話がありました。
「僕は『ただいま!』って家に帰ると、今日一日どんなに楽しかったか、こどもたちに話すんです。もう何年も、毎日ずっと」
だって、こどもたちは大人を見て育つのだから。そしていちばん身近な大人は、自分の親なのだから。
親である自分がまず、自分の人生をめいっぱい楽しんでいる姿を見てもらう。嘘のないその姿こそが、こどもの教育の最初にあるべきではないか……。
「本気の大人」が、この日だけの特別なパンを
「すべてのこどもが未来に希望をもてる社会を」は、私たちリベルタ学舎の理念です。そのために、まずは大人が自分自身をめいっぱい幸せにできる、そんな学び合いと協働の場が、私たちがつくろうとしているところです。
今回、こどもたちに、「素敵な大人にたくさん触れて、本気の音楽と食を体験してもらって、自分の未来に明るい希望を感じてもらう」というイベントに、だから、ケルンの壷井さんにご協力をお願いいたしました。
責任をもってかかわれるか……熟考された後に快諾してくださった壷井シェフ、今回、このイベントのために特別に、スープに合うパンをわざわざ作ってくださいます! 本当にこのイベントだけのために。それは、ご協力をお願いした私たちの思いをはるかに超える“お返事”で、もう、その場に居合わせたスタッフ一同、泣きそうになりました。
神戸の食文化を強い思いで支える「本気の大人」の、技と、愛が、たっぷり詰まったケルンさんの、この日だけの特別なパン。2月3日に、ぜひ一緒に体験してください!
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なりわいカンパニーuser
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