一肌脱いでくれました! TEDxKobe登壇ジャズバンド 『BimBomBam楽団』【カーニバル進化中! part2】
BimBomBam楽団/トランペット Ohyama "B.M.W" Wataruさん
文・湯川カナ
「せっかくだから、中においで」
病弱な少年。ある夏、両親は療養を目的に、息子を斑尾高原に連れて行きました。山で遊んでいると、音楽が聞こえてきます。なんだろう、気になるな。山の上から眺めていると外国人がやってきて、「せっかくだから、中においで」と、バックパスをくれた。彼の手に導かれておそるおそる入ったフェスティバル会場、初めて間近に聴くジャズ、その感動。その少年が、のちに超人気バンド「PE’Z」のリーダーとして知られることになる大山渉さんです。
大山渉さんは「PE’Z」の解散後、ジプシージャズというスタイル、“食べる”シーンでの音楽にこだわるジャズバンド「BimBomBam楽団」を立ち上げました。
それだけじゃない。バンドメンバーの活動と”やりたい音楽をする権利”を守るためにバンドを株式会社化します。その名も、「株式会社 衣食住音」。
一聴瞭然の、かっこいい音楽
私がTEDxKobeに出させていただいた同じ回、同じセッションに登壇されたご縁で、大山さんと私は控室でお互いビーサン姿で出会い、本番前なのにめっちゃ長い時間話し込んだのが、知り合ったきっかけでした。
「なんてまっすぐに、なんて音楽を大事に、生きている人なのだろう」
ものすごく感動しました。
そんな人間性も、その生き方・仕事の創り方もそうですが、も・ち・ろ・ん、音楽も最高です!
って、一目瞭然ならぬ、音楽は一聴瞭然。ぜひ聴いてみてください。
こどもと音楽の接点は、「素敵な大人のおせっかい」がつくる
そして、僭越すぎますが、私たちにはもうひとつの共通点があります。
私は趣味で中学から大学時代のバンドまでサックスを吹いていたのですが(いまもあります)、その出会いは、中2の夏。音楽に興味なかった私を、大学生だった兄が誕生日記念にと連れて行ってくれた地元嬉野のジャズフェスティバルで、坂田明さんのサックスを聴いてしまったのがきっかけでした。
「おいでよ」という大人のおせっかいがなかったら、少年少女だった私たちは、音楽に出会っていなかったでしょう。トランペットやサックスを自分が吹くなんて、考えもしなかったと思います。
よかったら私たちの手で、こどもたちに、機会をつくりませんか?
この日は、なんと! BimBomBam楽団の音楽を聴いてみることもできますし、さらにはこの思いに共感してくださった神戸のギター・バイオリンショップ「ロッコーマン」さんの協賛で、実際にギターやバイオリンなどの楽器に触れてみることもできます。
さらに、一緒に演奏してみることができますよ!
みんな、楽器持って集合~。ピアニカでもカスタネットでもOK! 曲は5つの音だけの「聖者の行進」、プロと一緒にやってみよう!
そして、最高のパン、最高のスープとともに、最高の音楽を楽しんでみましょう~☆
こどもたちの未来に、「音楽」という豊かさが、ひとつ、増えますように。
私たちで、めいっぱいおせっかいしようぜ~!
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