2023.10.01

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「協働」ってどういうこと? 目指すのは、気づけばみんなで面白いことをやっている場づくり。〈なりわいカンパニー・メンバーインタビュー〉

「協働」ってどういうこと? 目指すのは、気づけばみんなで面白いことをやっている場づくり。〈なりわいカンパニー・メンバーインタビュー〉

なりわいカンパニー・メンバーインタビュー

企業や行政とさまざまなプロジェクトを行なうなりわいカンパニー。軸となって関わっているメンバーにインタビューしました。

大福聡平(企画・運営)

【PROFILE】学生時代にフィリピンなどへの教育支援活動に取り組み、卒業後は神戸のNPOに就職。学生による社会貢献活動が生まれる仕組みづくりを行う。現在は(一社)リベルタ学舎CLOとして学び(Learning)に関するプログラム開発・設計を行う。なりわいカンパニーでは、企業・行政・学生などさまざまな協働の場をコーディネートしている。


 

―最近の仕事内容を教えてください。

MCC食品様の組織活性に向けたワーキングでは、社内の上下関係に囚われない活発な議論になるようサポート、社内初の企画などが実現しています。宝塚市と包括連携協定を結んだ企業・大学などが参画する「宝塚大会議」では、新規事業の企画・実践のためのグループワークにファシリテーターとして参画。異なる組織、肩書の参加者が「自分ごと」として前向きに議論できるような場づくりをしています。参加者からは「気づけば、“役立つこと”ではなく“おもしろいこと”の実践の場になっていた」という声も。

連携団体であるリベルタ学舎では、「ワガママSDGs」など「中高生と大人が一緒になっておもしろいことをするプロジェクト」を企画運営しています。活動を型にはめるのではなく、その場で起こることを“育てていく”コーディネートを行い、結果、多様な学びが生まれています。

 

―連携、協働といった場面で仕事をするのに、大事にしていることはなんでしょう。

例えばグループワークで、様々な背景を持つ参加者の中には、“やらされ感”のある人もいるわけです。そこで「実現するプロジェクト」という1つの形を生み出せるかは、参加者の主体性にかかってきます。主体性を引き出すことは、「永遠のテーマ」かもしれません。ただ、個々の興味関心や願望と、目の前の議論や実践が重なった時に、“やらされ感”から「やりたい!」に変わる瞬間があると思っています。そこに向けて、まず参加者や個々の組織が「実現したいこと」などを知るための対話は欠かせません。また、ファシリテーターはよく「交通整理」と言われますが、私はそれにこだわらず、実現可能性ばかり考えて固い意見が続く場合など、あえてあり得ない提案、引っかき回すような発言を入れながら話を拡散させ、自分本位の意見を促すこともあります。場を俯瞰しながらも、参加者とはフラットな立ち位置でカメレオンのように役割を変えて入り込み、その時々に欠けているピースを補うことで主体的な議論の場へと動くことが多いです。私の役割において「あなたのおかげでうまくいった」と言われるのはある意味失敗で、「いつの間にかみんながやりたいことをやっていた」という状況になるのがベストだと思っています。

協働は、さまざまな組織、団体間で新たな関係を作れる貴重な機会です。それぞれの長所、実現したいことを持ち寄る相乗効果で、想像もしなかった実践を生み出せるおもしろさを感じていただきたいです。

 

—複業についても教えてください。

学生による地域貢献活動の支援や、団体・企業の中間支援などを行う「一般社団法人みくもや」を仲間と運営しています。あとは、関西学院大学の学外活動の場で、学生グループによるプロジェクト活動にもコーディネーターとして関わっています。協働にはいろんな形があって、コーディネートにも正解はありません。試行錯誤しながら、これからも実践を重ねていきたいと思っています。

なりわいカンパニー

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